FXでの知っておきたい相場格言を集めました。
昔から言われていることで、私も随分と腑に落ちる格言が増えてきております。ある意味経験を積まないと理解できない格言もありますが、投資家である以上知っておいた方がよいと思いますのでご参考にしてください。

あ行(あいうえお)

上がった相場は自らの重みで落ちる
どんな相場も永遠に上昇し続けることはなく、いつかは下落する時が来るという意味です。

逆に考えるとどんな相場でも永遠に下落し続けることもありません。いつかは上昇する時が来るという意味も含みます。要するにトレンド相場いつかは必ず終了します。


騰げは別々、下げは一緒
よく株式投資の格言で使われていますが、FX相場でも置き換えることが可能ですので掲載します。

相場が上昇するときは通貨ペアやクロス円などによって別々に上昇していくが、下げる時は何もかもが同時に下げるという格言。まったく関連性のない通貨ペアまでが下げる時は、雪崩のごとく下げてくるというのは、いかに相場が人間心理によって変動するかを表しています。

ドル円が一気に下落してしまうときは、要人発言や市場に何かあった時です。そん場合はクロス円がすべて下落する時があります。クロス円の中心は「ドル円」ということをしっかりと理解しておきましょう!


頭と尻尾はくれてやれ
トレンドの底値で買って、天井で売ることは非常に難しいので、真ん中の身だけで満足しましょうという意味です。

天底の範囲のPIPSは取れないですが、上位足での1波を大きく獲れるというメリットもあります。トレンドはN字で形成されますのでその小さな戻しで止まらないようなトレードが可能です。

例えば、レンジ相場の時、底値で買い天井で売ることを繰り返しているといつかはレンジブレイクし、損失を被ることもあります。利益を最大限に得ようとして失敗するよりは、腹八分目でも確実に利益確定をしようという相場格言です。


当たり屋といわれたころから曲がり出し
相場の予想がいつも当っている当たり屋でも、ずっと当て続けることは難しく、どんなに研究熱心で優秀な投資家でも、いずれは失敗するのが相場の常でであり、そういう人の予想も無条件に信じてはいけないという意味の格言。

自分の相場環境判断が一番有効であるという意識レベルまで自分に自信をつけることが大切です。最初は誰かの「真似」や「模倣」で構いません。そして武道の「守破離」のように自分の型を作り精度を上げていくことが非常に投資家には必要な能力です。


当たり屋につけ、曲がり屋に向かえ
当たり屋とは、株式投資でいう当たっている人です。買えば上がり、売れば下がりと、取引がうまくいってノリノリ状態の人が周りにいるなら、下手に考えるよりもその人の取引に乗っかればよいわけです。当たり屋につけはイメージしやすいでしょう。

一方、曲がり屋とは取引がうまくいかない人です。相場の世界で外れることを曲がるといいます。順調に上がっている右肩上がりの株でさえ、その人が買ったとたんに下がってしまう。つまり、チャートが折れ曲がってしまう様子から曲がるといわれるようになったのでしょう。

よく外れる人がいたら、その人の「反対をする=向かえ」ばうまくいくはずです。

つまり、投資がうまくてツイてる人には素直に従い、下手な人がいたら逆をしろが、当たり屋につけ曲がり屋に向かえという格言です。

そして、もう1つ同じようで反対の「当たり屋につくより、曲がり屋に向かえ」もあります。
こちらは、今、当たっている人であっても、いつまでも当たり続けることはない。だったらいつも外れてる人の逆をしなさい、という意味です。

どちらの格言も「曲がり屋に向かえ」は同じですが、当たり屋になる人がめったにいないから2つのいい方があるのかもしれません。むしろ2つの格言があるのは、自分自身が曲がり屋になってしまうことも含めて投資家に曲がり屋が多いなら、「普通の人の逆をしなさい」と教えてくれているのでしょう。


当たり屋に向かえ
当たり屋に向かえとは、相場で利益を上げ続け、勝ち続けている人間もいつかは外れる時がくるということ。当たり屋と言えども、百発百中というわけにはいかないという意味です。

たとえば、上昇トレンドを専門でトレードするトレーダーがいたとすれば、トレンドは必ずいつかは終了します。この最後の終了時は上昇トレード手法では、最後は負けてしまうことです。

いつかは外れることが当たり前であるという認識を強く持つ必要もあるという意味も含まれているような気がしますね。


余り物に値なし
相場は需給の実体を表現するものなので、需給に対して供給が過剰となる『余り物』には、買い手がつかず値下がりして当然と言う意味。

特にチャートはその通りの形を示す道具となります。このチャートがすべてと表現している勝ちトレーダーもいるくらい、チャートには重要な意味があると思いますね。需給のバランスを正確に表現しているチャートをマスターすることが勝ちトレーダーへの第一歩となるでしょう!


行き過ぎもまた相場
常識とかけ離れたレベルまで、相場が高騰することや下落することがあります。それも相場のうちと納得することが必要だということです。相場は過大評価されまた、過小評価されるものだと認識しておく必要があります。

トレーダーの順張り、下げてきたから売っていこう、上げてきたから買っていこうという順張りトレーダーの思惑も重なり、予想以上に大きく動くこともあります。大手の「ふるい落とし」という考えもありますので行きすぎもあるという常識を身につけましょう!


意地商いは破滅の因
予想が外れてしまい、含み損を抱えたポジションを意地になって保有し続けるのは、大損の原因になります。その際は相場に従い損切りすることが大切だという相場格言です。

人間だれでも、プロスペクト理論で生きているので、本能的に「損切りしたくない」という欲求が出てきます。トレードで非常に重要なルールなので、お伝えしますが、損切りをしないとトレードでは勝てません!

損切りしない常勝トレーダー、専業トレーダーなんて1人もいないという事実を自分の中に叩き込む必要があります。ルールに添ってしっかりと損切りできる優秀なトレーダーになりましょう!


急ぎ商い損のもと
冷静な気持ちを忘れ、焦ってしまうと、取引のタイミングを誤りがちです。さらなる利益を伸ばすところを早く利食いしてしまったり、底値のところで、損切りしてしまい、損の元となります。

客観的に相場の勢いと方向性を見極めることに集中し、正しいと判断したときに売買すべきという意味です。

付け焼刃と言うか付け足し的なトレードを行うと痛い目に合うと言う格言です。

「そんなあたりまえのことはわかっとるわい」と言うお叱りの言葉もそこかしこから聞こえてきそうですが、十分わかっているような人が、目の前で出た思わぬ損失を何とか早いうちに穴埋めしたいと言った了見を起こした時がこの罠にはまるときです。
「いまのところ順調なのにこの損失が気に入らない」みたいな気持ちから損失の回収と言う事に心を奪われて行うようなトレードは大体急ぎ商いに当たるものでしょう。

あるいは安易に「逃したら悔やまれるチャンス」などと焦って手を出すのも同様です。

そういう時には冷静さにもルール順守の気持ちにも曖昧さが表面に出ているもので、ひとたびそう言う曖昧なトレードを行う事でそれ以後の自分のスタイルが崩れてしまうと言う事も起こりうることです。


一運、二金、三度胸
上昇の転機と自分なりに判断したら、ビビらずに勇気を持って買いなさいという格言。大幅に下げ、買い相場環境と思っても、不安材料があればなかなか買っていけない投資家心理を反映させた言葉です。

買い相場や売り相場のチャンスを逃さないために投資家に必要なものを云っています。

慎重と臆病は紙一重であり、そのバランスは投資家のメンタルにおいて最も重要な部分を占めております。

自分の決めたルールを守り、そのルールを満たしているのになかなか買えないほど臆病だと、FX投資で勝つことは出来ません。他の株や仮想通貨での投資でも同様です。

「一運」というだけあって、徹底的な分析をしても100%確実に勝てる相場はこの世の中ありません。
運の無い時はきっぱりと諦めて損切りするしか無いのですから、相場をやる以上いくら恐れていても仕方ない、と考えなければなりません。

相場を研究、分析して勝つための手法、ルールを築く事が大切です。

それでも、「運」が向いていない時は負けが続きます。
次に「資金」に余裕が無ければ運が向くまでに耐える事が出来ません。
そしてしっかりとした手法があり、たっぷりと資金があっても、最後に「度胸」が無ければ勝ちトレーダーになることは難しいでしょう!


一次規制に売りなし
相場が上昇し加熱してくると、過熱感に歯止めをかけようと規制がかけられたりします。しかしながら、相場が強いときは、規制が一時的なショックにはなりますが、相場はすぐに立ち直ったりするものです。

規制だけを理由にあっさり売ってしまうと、その後の大相場を逃すことにもなりかねないので注意が必要、という意味の相場格言。

FXには株のような規制はありませんが、このような概念で相場は動いている、チャートは形状されているという知識は持っておいた方がよいでしょうね。


一度に買うは無分別
一度に買いポジションを建てるのはリスクが高いので、試しに小さくポジションを建て、上昇するのを確認してから大きく本玉を建てるのが良いのではないかという意味です。

売りの場合も一度にすべてを手仕舞うのではなく、節目、節目で少しずつ売っていくという意味もあります。

よくいうピラミッティングと同じような意味を持ちます。このようなトレードで大きな収益を上げているトレーダーもいるくらい有効な手法でもあります。


一日の相場を考え、商いいたすはよろしからず
相場の大きな流れを見て対処するべきだという相場格言。その日1日の相場の強い動きを見て、その動きに乗じて売買をすると、高値づかみや安値売りにつながってしまうことがよくあるものだからです。

トレンドが発生する一歩手前でエントリーできるように技術を磨いていくことによって、トータルで勝つトレードが可能になります。

焦らずじっくりと相場環境を認識して、トレードプランを立てていくことが大切です。


一文惜しみの百失い
小さな投資額を惜しんでいたら、百倍の利益を失うものがあるという相場格言です。

利益が乗ってきたのにもかかわらず、目標値にわずかな金額が足りないということで、手仕舞せず、その後徐々に値が下がり、結局はマイナスになり結果損切りしてしまうという結果になります。

また、今切るとわずかに損失が出てしまうといったことから、損切りできずに、最後には大損してしまうことです。


一徹張りは貧乏神
一つの投資方法だけにこだわり、相場全体を見ず、相場の変化を感じ取ろうとしない取引方法は、最終的には損をするという意味。

このような木を見て森を見ずというトレードは一時的に勝てることがあるのでかなり注意が必要です。長い期間(1か月程度)で自分のトレードルールや資金管理は間違っていないのか?自分の性格にあったルールなのかという見極めを行うことが大切です。


いつとても買い落城の弱峠、怖いところを買うが極意ぞ
大底を打ったのではと思いながらも、まだ下げるのではないかという恐怖でなかなか買えないという時の相場格言。そんな時こそ、勇気を持って買うべき、という意味。

ただしこの相場格言には注意が必要です。大きく上げてあとに「買い」を仕込むにはしっかりと「買う」理由があってのことです。ただ下げすぎたので買いを入れるなんていう素人的な観点での格言ではありません。大きく下げたが、しっかりと「買い」の条件がそろっているのであれば、迷わずに自分のルールにしたがって「買い」を自信を持って入れましょうという意味です。


いのち金には手をつけるな
思惑が外れて損を出したとしても、生活に困ってしまうような、自身にとって大きな資金で投資をしてはいけません。たとえ損しても問題のない、余裕資金で行うことが肝心という意味です。

借金してまでトレードするといいことは無く、後から何倍も働かないといけませんので借金トレードは辞めた方がいいですよ(^_^;)


売り買いは三日待て
取引をしていない投資家はポジションを持ちたくなってしまいます。そのような時に衝動的に取引を焦るのではなく、「待つ」という心構えも必要だという意味です。常に冷静な目で客観的に相場を見ることが大切なのです。

この「待つ」ができるようになって初めて、ギャンブルからトレード変わる瞬間かもしれませんね。自分のルールが成立するまでしっかりと何があっても「待つ」この大切さがわかる人はきっと勝率が高いトレーダーでしょう!


売り買いは腹八分
最大利益を狙って、天井で売ったり、底で買ったりしようと考えず、腹八分で止めておこうという意味です。トレード数をこなしていくとわかりますが、誰1人ここが天井であると事前にわかるトレーダーはいません。存在しません。ここが天井であったというのは時間が経過して初めてわかるものであり、ダウ理論が崩れたときにわかるものです。

そのような時に利確すれば当然ながら、腹八分目になるのです。これが頭では理解でき、トレードにも体得しているトレーダーはトータルで勝ちになっているトレーダーと思われます。このトレードができるようになるのが難しいのです。

また、相場に投入する投資資金は適当にし、決して全財産を投入してはいけないといった意味もあります。


売り買い休め
資金に余裕があり、相場の好きな人は、毎日休みなく売買をしてしまいがちです。そにょうなトレーダーは、目先の動きで取引をすること傾向があるのでしっかりとした分析を怠りがちです。熱くなって大きな失敗をする前に、取引を休むことも大切です。

負けを取り戻そうとして、自分のルールの反したトレードや、2倍以上のロット数を投入したりしがちですので注意しましょう!


売り買いを一度にするは無分別、二度に買うべし、二度に売るべし
ポジションを建てるときには資金に余裕を持たせておくのがよいという意味です。例えば、最初に売買予定ポジションの半分を買い付け、その後値動きを見てから買い(売り)増しします。リスクをコントロールする意味で有効な投資戦略といえるでしょう。

売り難きところが下がり、買い難きところが上がると知るべし
相場とは、買い気配が強くまだまだ上がりそうに見える上昇相場の後に急落し、逆に買い意欲が出そうにない下げ相場が急に反転上昇するものであるという意味です。

なかなか自分のルール通りにチャート形状ならないのが現実。この現実に我慢して待ち、自分のルール通りのチャート形状したときのみにエントリーするのが勝ちトレーダーです。


売りは迅速、買いは悠然
上昇相場は、高値まで上り詰めるまで、日数がかかるのでじっくり熟考してから取引しても遅くはない。しかし、相場が下げ始める時は短期間に速いスピードで崩れるものなので、すかさず売ってから考えれば良いという意味。

上昇トレンドはゆっくりと形成して、下降トレンドは一気に下落します。このFXの常識は覚えておきましょう!これはデイトレでもスイングでもスキャルでも同様の考えでOKですね。


売るべし、買うべし、休むべし
常に取引をするのではなく、ひとつの売買が終わったら一歩退いて市場環境や相場動向などをいま一度観察し、自身の投資手法や取引ルールを見直すなど、次の機会に備えることも大切なことです。

また、 少し休んでいるうちに相場がより有利な投資環境になることもあり得ます。私はこの相場格言は好きで、よくPCの画面に付箋で貼ったり、この格言の意味を読み返したりしています。

まさに1度トレードを終了すれば、勝ちトレードでも負トレードであっても、改めて次のトレードを考えるときは仕切りなおす重要さを知っているからです。この重要な仕切り直しポイントが慣れてくるとめんどくさくなるので、人間的にみ磨き上げが必要です。

しっかりと人間的磨き上げと仕切り直しを意識してFXの相場環境を見るようにしてください。


売れば二上がり、買いや三下がり、切ってしまえば本調子
相場は投資家の思惑とはかけ離れたところで動くので、上がると思って買えば下がり、売った途端に上昇したりします。そこでしばらく相場から離れて傍観していると、相場展開は本来の調子を取り戻す、という格言。

三味線用語である「二上がり」「三下がり」「本調子」を用いて、三味線の調子と相場の皮肉をついた格言です。なかなかシュールな相場格言と言えるでしょう(^_^;)


噂で買って事実で売れ
噂の段階で買うと上昇しがちで、事実として発表された時には、織り込み済みで上昇余地がないため売った方が良いという意味です。「噂で買ってニュースで売れ」とも言います。

上昇トレンドになってから買うのではなく、上昇トレンドになりそうだと考えられるような部分でエントリーできるような自分ルールを作り上げることが大切ですね。


エコノミストは理路整然と曲がる
エコノミストやアナリストは、毎日のように政治・経済状況を詳細に分析します。しかしながら、分析結果がどんなに正しくても、相場はエコノミストの考えた方向に動かないことが多いということです。

そして、エコノミストやアナリストは自分の分析に合わせて、自ら投資しているわけではありません。ですので予想が当たっても、外れても痛くもかゆくもありません。あくまで参考程度に聞いておくことが大切です。投資は自己責任ですと言われてしまうだけですので深入りや過度の信用はしない方がいいです。


大きく戻す相場の下値は浅い
急落後の相場において、大きく戻すような場合は買いたい投資家の増加を示し、下値の限界に来ている可能性を示唆しているという意味の相場格言です。

多くの場合、急落の後に急反発があれば、大きなサポートラインに支えられた可能性が高いです。まずは過去の節目となるサポートラインが歩かないか調べてみてください。サポートラインがあれば今後も意識られるラインとなりますので水平線を引くなどしてチャートにわかりやすい残しておきましょう。

急落になる場合は、何かの要人発言・指標発表・ネックライン下抜けなど、何かしらの理由があります。突然の要人発言・指標発表は仕方ないにしろ、ネックライン下抜けは、個人投資家でも管理できる要素となりますので、意識して水平線を引く癖をつけるようにしましょう。


大玉を張るを誇りとするなかれ
資金が豊富であれば、その分多くのポジションを張ることは可能ですが、多くのポジション全てを利益にするのは簡単なことではないという意味の相場格言です。

要するに多数のポジションを獲る(多数エントリーする)しても、すべてが利益に繋がらないという意味愛でしょうかね。慣れてくるとこんな複数のポジションを獲るようなことはないのですが資金が豊富になると大きく考えてしまう人間の心理もありますので、しっかりと身の丈(資金管理)にあったポジション枚数で仕掛けましょう!


大回り三年、小回り三月
相場には流れがあり、短い周期で三ヶ月、長期的には三年で上昇や下降を繰り返すという相場サイクルが三か月、3年という意味です。

株式相場でよく言われている事ですが、現在のIT普及や一般投資家が増加しているためにこのサイクルでは長すぎるという意見も多いです。実際に超スイングトレーダーなら参考になる格言ですが、スキャルピングやデイトレーダーにとっては、もっと短い足(日足・4時間足)などを長期と考えてこの格言を落とし込むと、格言の言っている意味合いが深く理解できるのではないかと思いますね。

相場は生き物で、情報過多の現在ではタイムリーな情報を活用する必要も重要ですね。格言は原理原則を伝えているので、現在の相場状況に合わせてお考え下さい。


大儲けは時代の変わり目にあり
相場の大きな変動は時代の変化によって生じるもので、大局観に優れた投資家ほど大きな儲けを得られるという意味です。

全くその通りだと思います。

例えば、
勝っているデイトレーダーなら、日足、4時間足の環境認識を必ずと言ってほど、行っています。
勝っているスキャルピングトレーダーなら、1時間足の環境認識を行っています。

要するに大局観を養う必要があり、ここが超重要な手法と思います。いつも5分足でトレードしているなら、5分足は注文や利確、損切りの執行時間という認識であり、1時間、4時間足でのトレードにすぎないという認識を必要があります。重要なのでここは抑えて頂きたいものです。


大もちあいは大相場
相場全体が上がるも下がるもしない、じりじりと長く持ち合う状態が続いた後には、ひと相場があるという意味です。

わかりやすく言うと、レンジブレイクですね。こういうチャンスを逃さないようにアラートを設定したり、メール通知されるスマホアプリなんて利用するといいでしょうね。抜けてからのワンクッションでエントリーしても問題ありません。


お金を儲けることと、それを維持することは全く別のものである
相場を見極める判断力と適切な資金管理ができる能力は、別の能力であるという意味です。

投資で儲けよう、専業トレーダーとして生計を立てようと考えているトレーダーは、相場の環境認識と資金管理の両方のスキルを身につけないといけません。

トレードは技術によって向上します。いわゆる職人技です。1つの手法(技術)を磨き上げて、次の手法を手に入れるという手順が上手くいく秘訣ではないでしょうかね。手法はいくらでもあります。まずは自分に合ったトレード手法を手に入れて、磨き上げてください。

そして資金管理。こちらはトレードするときのLOT数、いくらまで損切りの許容範囲にするかということで個人投資家は十分管理できます。資金に対して私は2%と決めています。100万円の資金なら2%の2万円で損切りする。損切りラインが広い場合は、2万円に合わせてLOT数を下げるという風にして、資金に対して2%を徹底して守る(管理する)という資金管理ルールを作っています。


驕り商い皆向え
勝ちが続くと、怖いものなしの驕った状態になリがちです。そのような精神状態の時は、すでに勝利の女神は離れているという意味です。

何事も冷静に客観視できる人間にならないといけないということですね。ネットや動画で、「月○○○万円稼いだ!」なんて言う人は、要注意でしょうね。

それを見て、影響を受ける人は、稼いだときにこの格言の状態に陥りやすいかもしれません。しかし稼ぐ前からこの思考を身につけたほうがいいですですが、人間は失敗からしか学べません!なので稼いだときに、この格言の状態に陥り、初めて気づくこと、反省する事もあり、今後の成長にもつながることもあります。

自分の成長を見て、時には自分を振り返る時間を必ず作り、自己成長していきましょう!


押し目待ちに押し目な
押し目を待つことにこだわっていると、相場が強ければ強いほど、押し目を付づに上昇してしまい、買いのチャンスを逃してしまうことがあるという意味です。

自分のトレード手法が、エリオット波動の第3波を狙うトレードなら、この格言はあまり関係ないですが、確かに強い上昇トレンドが発生すると、押し目をつけずに一気に上昇していきます。

この時に、「チャンスを逃した!!」と思うか、「自分のトレード手法に合致しなかった」と思うかです。私は無理なトレードは極力しないトレーダーなので、チャンスを逃したとは思いません。しっかりと綺麗な押し目をつけた時にしかトレードしないからです。


鬼より怖い一文新値
新値の意味は「新高値」、「新安値」のことで高安値を更新したときに用います。この格言の場合には、高値を更新した「新高値」の意味です。一文は、現在でいえば1ティックやローソク足1本分と考えてください。ローソク足1本だけ高値更新したときは気をつけたほうが良いという意味です。

わずかに更新した新高値で止まることで、チャートはダブルトップを形成するため、テクニカル的には売り込まれる可能性があるためです。

少し越えたくらいでは、高値更新、安値更新とはみなさないという認識が必要です。すべてのチャートではないですが、1分足や5分足で超えても、4時間足では、ただのノイズとみる4時間足トレーダーも多くいます。よって大衆心理が働く、みんなが意識するくらい抜けることが大切ですね。

か行(かきくけこ)

買い気をはさんで売る事、心得違い
上昇トレンド時に、目先的に少し下押しするかもしれないから、その下げる戻り目も取ってから買いにいこうという考えはいけない。トレードでうまくいくとどこでも獲れると勘違いし、驕った考えに陥ってしまいます。最終的には、調子が狂い、大損していくきっかけになりますよという意味です。

買いにくい相場は高い、買いやすい相場は安い
価格が下がってきて買いやすいと思われる相場は上がりにくく、上昇して価格が切り上がり、テクニカル的に買いにくい相場の場合は、さらに高くなりがちで買えずにそのまま値上がりしていくことが多いという意味です。

強いトレンドは発生した時によくみられる状態です。綺麗な押し目もつけずに、どんどん上昇していきます。入りたいけど、自分のルールでは、綺麗な押し目をつけてとか、フィボナッチの何%まで落ちてからとか、トレンドラインにタッチしてからとか、移動平均線にタッチしてグランビルの法則になってからとか、いろいろあります。

よってこのような強い上昇トレンドで押し目がない場合は、入れません。

自分のルールを信じて、1か月トータルで見れば、必ずプラスのルールなら、むしろ入る必要もないのだ!と自分に言い聞かせてトレードすることです。チャートは自分の思い通りに本当にいかないものです。

自分通りにいかないのがチャートと理解したうえで、楽しくトレード(チャート)と向き合いましょう!そうすればきっとうまくいきます!


蚊が止まっても崩れる
上昇トレンドが昇リつめて時間を経過し、天井雰囲気になると、ちょっとした事でも音を立てて崩れだす事があるという意味です。

実際に買っていたトレーダーの利確の売り注文が入りだします。買ってたトレーダーの目的はできるだけ天井で利確することです。短い時間足の上昇ダウが崩れたり、オシレーターのダイバージェンス発生で利確していきます。そうすることによって、上昇トレンドが崩れて、下落していく。という一連の流れが完成していき、また新たな上昇トレンド、もしくは下降トレンドが発生します。

大衆心理が働き、小さな動きが大衆にわたり、大きく動くということですね。賢いトレーダーは、利益の確定と同時に、ドテンし、「売り」の注文を仕掛けている上級トレーダーもいます。


風が吹けば桶屋が儲かる

勝ちは四分をもって善しとす

勝った自慢は負けての後悔

必ずしも市場にいる必要はない

金のなる木は水では生きぬ、汗をやらねば枯れていく

考えた後は、タイミング良く実行あるべし。行動の時を知っていても実行しなければ無益である。

観察は小心、行動は大胆に

閑散に売りなし

木は天まで伸びず

考えの裏が本街道

逆日歩に買いなし、逆日歩に売りなし

罫線は相場師の杖である

ケイ線を過信するな

罫線屋、罫線引き引き足をだし

決してトレンドに逆らってはならないし、天底を推測しようとしてはならない。チャートがトレンドの転換を示すまで待つこと。

決して相場巧者となるな、まして場面巧者となるな

賢者は聞き、愚者は語る

現象は知らせである

後悔に二つあり。早手仕舞いは笑うてしまう後悔なり。欲に迷い手仕舞い遅れるは心痛む後悔なり。

攻撃終末点を越えたら、いかなる名将も必ず敗北する

国策には逆らうな

小回り三月、大回り三年

さ行(さしすせそ)

  • 財界の見通しより相場の足取り
  • 最初の損は最良の損
  • 最初の追証のときに売れ
  • 材料はあとから出る
  • 指値は変えるな
  • 三軍の災いは狐疑(こぎ)より生ず
  • 3割高下に向かえ
  • 知ったらしまい
  • 知って行わざるは知らざるに同じ
  • 自分よりも相場を知らない人の助言に従ってはならない
  • 需給はあらゆる材料に優先する
  • 順にいては逆を忘れず、逆にいては己を捨てず
  • 筋の耳打ちは信頼するな
  • 静中に動あり
  • 成長すれば複雑になる
  • 相場師は日柄を大切にする
  • 相場師は孤独を愛す
  • 相場に過去はない
  • 相場に寸尺なし
  • 相場のカネとタコの糸は出し切るな
  • 相場の器用貧乏
  • 相場のことは相場に聞け
  • 相場の実践に当たって一番大切なのは断の一字
  • 相場は明日もある
  • 相場はいつも信号を送っている
  • 相場は運・鈍・根
  • 相場は常に正しい
  • 相場は豹変する
  • 相場に理屈はいらない
  • 相場は値段の高低にして、その高きを売りその安きを買う
  • 相場は煩悩の渦
  • 相場やるには古今東西の歴史を読め
  • 備えあれば迷いなし
  • 損玉を決断早く見切ること、これ相場の神仙と知れ
  • 損切りは素早く
  • 損して休むは上の上
  • 損せぬ人に儲けなし

た行(たちつてと)

  • 大欲は無欲に似たり
  • 凧の糸と相場の金は出しきるな
  • 戦わざる者は勝たず
  • 辰巳天井
  • 卵が生まれるまで卵を買うな
  • 卵は一つのカゴに盛るな
  • 知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者はおそれず
  • チャートは単なる図であるが、言葉で伝えるよりもわかりやすく物事を示してくれる
  • つかぬはやめよ
  • 強気相場は悲観の中に生まれ懐疑の中で育ち楽観の中で成熟し幸福感の中で消えていく
  • 天井売らず、底買わず
  • 天下の目をもって視、天下の耳をもって聴く
  • 天井三日、底百日
  • 投機の始めは確実の終わり
  • 遠くて知らないものには手を出すな
  • どちらのポジションを取っていようと、相場が自分に都合のいい方向に進むよう期待するのが人情である
  • 飛びつく魚は売られる
  • トレンドを友とせよ

な行(なにぬねの)

  • 難平商いは怪我の因
  • 難平が出来るほどの金持ちはカーネギー、モルガン、ロックフェラーの3人しかいない。しかし、彼らはそんな事をするほど愚かではない
  • 煮え詰れば動機づく
  • 逃げる時は迷うな
  • 二度に買うべし、二度に売るべし
  • 二番底は黙って買え
  • 上り坂の悪材料は買い、下り坂の好材料は売れ
  • 野中の一本杉
  • 登り百日、下げ十日
  • 野も山もみな一面の弱気なら、あほうになって買いのタネまけ

は行(はひふへほ)

  • 売買の時機は、売買の銘柄より大切
  • 売買をせけばせくほど損をする、休んで手を替えてみよ
  • 初押しは買い、初戻しは売り
  • 早耳の耳だおれ
  • 腹立ち商い致すべからず
  • 万人があきれ果てたる値が出れば、高い安いの境なりけり
  • 半値八掛け二割引
  • 半値戻しは、全値戻し
  • 引かれ玉は投げよ
  • 人の商いを羨むべからず
  • 人の行く裏に道あり花の山
  • 人も我もで相場は天底をつける
  • 百冊の理論書は1回の売買にしかず
  • 百年に九十九年の高安は、三割超えぬものと知るべし
  • 吹き値待ちに吹き値なし
  • 普通のトレーダーは、ウォール街に来ると多くの人に相場観を聞きたがる。しかし、大半は尋ねている本人より知識はない
  • 二日新甫は荒れる
  • 踏み出し第一
  • ブルは時々儲ける。ベアも時々儲ける。しかしホッグは決して儲けない。
  • 下手なナンピン怪我のもと
  • 棒上げは棒下げにつながる

ま行(まみむめも)

  • マグレ当りにて儲けし金は他人の金を預かったと同じ
  • 負けた相場を知っている者こそ価値がある。何故ならば次回はそれを教訓とするから
  • 間違えて入ることを避けるのと同様に、間違えて手仕舞うことも避ける。二つながら間違いだからである
  • 待つは仁、向かうは勇、利乗せは智の得
  • 慢は損を招き、謙は益を招く
  • 見切り千両
  • 名人は相場の怖さを知る
  • 目先観で投資するな
  • 保合い放れにつけ
  • 戻り待ちに戻りなし
  • もうはまだなり、まだはもうなり
  • 文殊でも備えの立たぬ商いは、高下の変あれば破るる
  • 森をみて木を見ず、木を見て森を見ず

や行(やゆよ)

  • 安くとも高値覚えで買い建てるな、時の事情を深く考え
  • 休むも相場
  • 安物買いの銭失い、安物は高物、価値あるものがものをいう
  • 山高ければ谷深し
  • 幽霊と仕手は正体の分からないのがいい
  • 良き投機は即ち良き投資なり

ら行(らりるれろ)

  • 利食い腰は強く、引かれ腰は弱く
  • 利食い千人力
  • 利食いは急ぐな、損急げ
  • 利食いは器量
  • 利食い八分
  • 理屈上手の商い下手
  • 理屈は後から貨車でくる
  • 理と非との中にこもれる理外の理、株の高下の源と知れ
  • 利乗せは最後にやられる
  • 漁師は潮を見る
  • 両建て両損
  • 六十日でひと思案

わ行(わをん)