全世界シリーズ累計4000万部突破のベスト&ロングセラー、ロバートキヨサキ氏著書の「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」の参考ポイントを要約していきます。
少ない労働時間で大きな収入を得て、資産を築き、豊かになれる方法を述べています。著者のロバートキヨサキ氏は、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者として有名でファイナンシャル教育の大切さを広めている人物です。
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」の参考ポイントは以下の4つです。
- 金持ち父さんとは「右側のクアドラント」
- 目指すべきクワドラントは愛「I」
- お金持ちになるには「BE」を意識する
- 「右側」で成功するには「管理」と「お手本」
金持ち父さんとは「右側のクアドラント」
ます、キャッシュフロークワドラントについて説明します。
キャッシュフロー・クワドラントとは4つのクアドラントから成り立ちます。
- 従業員（employee）
- 自営業者(self-employee)
- ビジネスオーナー(business-owner)
- 投資家(investor)
私たちはこの4つのクワドラントのどれかに属しておりどこに属するかによってお金の入り方が変わってきます。ほとんどの人は、従業員・自営業者のクワドラントに属しておりお金のことで苦労する、「貧乏父さん」です。経済的安定を目指すのであれば、ビジネスオーナー・投資家のクワドラントに属し、「金持ち父さん」になる必要があるのです。
では、どうすれば金持ち父さんになることができるのでしょうか？
金持ち父さんになるには、「ビジネスを立ち上げ投資家として成功すること」です。なぜなら、ビジネスを立ち上げ投資家として成功すると、「自分が働かなくても収入を得ることができる」からです。
自分が働かないと収入が得られない従業員・自営業者のクワドラントは、病気や怪我などによって収入がストップしてしまいます。このことから真の経済的自由を手にしたければ、ビジネスオーナー・投資家のクワドラントを意識する必要があります。
目指すべきクワドラントは愛「I」
真の経済的自由を手に入れるには、ビジネスオーナー・投資家のクワドラントに属することが必要です。4つのクワドラントについて深堀りしていきます。
従業員（employee）
このクワドラントは、国や組織会社などに属しそこで働くことによって収入を得ます。このクワドラントに属する人は、お金よりも福利厚生などの「安定」を求める特徴があります。仕事を探すときも、安定としっかりとした約束を第一に考えます。世の中のほとんどの人たちがこのクワドラントに属しています
自営業者(self-employee)
このクワドラントは自分が収入を生む仕組みとなって収入を得ます。このクワドラントに属する人たちは自分が一生懸命働いたからその分はきっちり収入をもらいたいと考える人です。また何でも自分でやりたいと考えており独立心が強いのが特徴です。
職種としては、医者・弁護士・歯科医・小さなビジネスオーナーなどです。
ビジネスオーナー(business-owner)
このクワドラントは、収入を生む仕組みを所有し、仕組みから収入を得ます。このクワドラントに属する人たちは、仕事を他人に任せるのが好きで、自営業者(self-employee)と正反対の考えを持つ人です。自分でやるよりうまくやってくれるなら自分でやることはないと考えているので、いかに他人の力を最大限に引き出すかを念頭に置いています。
投資家(investor)
このクワドラントは、自分の代わりにお金に働いてもらうことで収入を得ます。このクアドラントに属する人たちは、自分で働く必要がありません。今どのクワドラントに属していても、最終的にこのクアドラントを目指さなければなりません。
以上が4つのクワドラントの特徴です。真の経済的自由を手に入れるのであれば、投資家を目指さなければならないという事です。
お金持ちになるには「BE」を意識する
いきなり投資家を目指せと言われてもなかなかできません。まずは、どうすればお金持ちになれるかを知る必要があります。
お金持ちになるためのキーワードとして
BE（なる）
DO（する）
HAVE（持つ）
お金持ちになるには、目標を立て達成していく必要があります。目標とは、お金持ちになりたい、幸せになりたいと言った「持ちたい」ことです。目標を達成するには、することを意識するのではなく、「なること」を意識しなければなりません。
例えば、理想の体型になりたいと言う目標を立てたとします。この時ダイエットを始めたり、ジムに通ったりとすることばかりを意識します。しかし重要なのはダイエットやジムではなく、「ダイエットを継続するためにはどんな自分にならなければいけないかを考える」ことです。理想の体型になることを意識し、ダイエットを実行していくことで継続でき目標達成できるのです。
キャッシュフロー・クワドラントのビジネスオーナー(business-owner)・投資家(investor)に移るためには、今何をしているかではなく、「どんな人間になるか」を意識しなければなりません。
「右側」で成功するには「管理」と「お手本」
いくらクワドラントのビジネスオーナー(business-owner)・投資家(investor)に属していても成功できなければ意味がありません。
著者が紹介するのが次の7つのステップです。
- 自分のために働くことを考える
- キャッシュフローを管理する
- 本当に危険なのは何かを知る
- どんな投資家になりたいか決める
- よき師を見つける
- 失望をバネにする
- 自分を信じる
とりわけ重要なのが次の3つです。
自分のために働くことを考える
学校で良い成績を取る。一生懸命働けば出世できるなど、他人をお金持ちにするために働いてはいけません。自分自身の財務諸表を作り、自分で人生をコントロールし、自分のために働くことを考えます。
本当に危険なのは何かを知る
投資は危険だではなく、「無知であることは危険だ」と認識しファイナンシャルインテリジェンスを身につけます。ファイナンシャルインテリジェンスとは、お金や労働をキャッシュフローを生む資産に変える能力のことです。お金のために一生懸命働くのではなく、資産を獲得することに焦点を合わせます。
よき師を見つける
よき師とは、何が重要で何が重要でないかを教えてくれる人のことです。アドバイスをもらう師は慎重に選ばなければなりません。条件としては、「すでにそこに到達している人」です。
すでに到達している人であれば、精度の高いアドバイスをもらえます。人は自分の周りにいる人に影響されるので人選は重要です。
自分をうまく管理しながら手本となる人から学ぶことがとても重要です。
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」まとめ
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」の参考になるポイントのまとめです。
- 「ビジネスオーナー」「投資家」のクワドラントを目指す
- 経済的自由を手にしたければ「投資家」
- 目標達成したければ「どんな人になりたいのか」を意識する
- まずは「目標となる人物」を探す
「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」の重要ポイントのみに絞って要約しました。まだ読んでない人はこの機会に是非読んでみてください。参考になれば幸いです。
